〜虚巧的解説劇場 拡張前置きの章〜

 ヘーイズヌティーチャー?我らの説明講座は
    前回でビューティホウエンドをキメたのではないのかい?

 その英語になりきれてない似非英語はおいといて、
    確かに前回で一区切りはついてるよ。だがそれは基礎部分の話だ。

 ほう。では基礎ではない部分とは何かね?

 まぁ……世の中には色々なデザインがあるものでね。
    今までの機能だと表現しきれないキャラも多い。
    このツールは決して万能ではないとは前に弁明した。
    だが、一方で、出来る限り、広い範囲をカバーしようという理念はある。
    今回から解説するのは、それら特殊なデザインを表現するための拡張機能についてだ。

 なるほどな。だが、これは、やはり前に説明していた、
    当ツールコンセプトの万能性やら手軽さなどいった要素と相反するんじゃないのか?

 しないわけではないね。とはいえ、これは拡張機能であって、絶対のものではない。
    自分がデザインしたキャラに必要な部分だけ取り込んでいけばいい。
    それに、特殊デザインといっても、本当に特殊なものから、
    比較的よく使われるタイプのデザインまで度合いっていうのがあるだろう。
    とどのつまり、後者から優先的に実装する予定になっている。

 今回からやたら説明口調になってないかい。

 しゃーない。拡張機能だから。

 そうだな。拡張機能ならしょうがないな。

 深夜2時に書いて「た」から眠いんだよ!

 いくら俺らが「舞台」から落伍した存在だからって
    ここまで開き直った発言をするのも白けるんじゃないかとも思うがねえ。
    俺の発言も大分ウィットさが欠けてきた気がする。

 「今」は勢いが大事なんだ、たぶん。

 まあいずれこの部分も清書されるか。
    そして「今」された。

 我等の発する「今」は何も示さない。虚構の時間と事実など、現実の前には斯くも無力か……

 今、俺らの発言が描き変わり、そして俺らがその「現実」に言及する事に寄り、知覚が示される。
    本来虚構的時間軸にあるものに現実の時間軸が浸蝕する。全ては舞台下の狂気。

 ……脱線し過ぎだ。さあ次から具体的な機能説明に入るよ。





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