・主体者 スティグマ《Stigma》
主体者。「塔」を建て始めたもの。見ての通りの棒人間であるが、
その姿には主体者としての確固たる理由があるらしい。
自分たちの領域に蔓延する閉塞感に辟易した末に、
塔を作ることにより、自分たちの場所に本質を与え、
それにより自分たちの実存を補強しようと画策する。
口調は大分ゆるいが、その実、頭は相当切れる様子。
・狂言者 エンアイスク《nISq》
狂言者。万物は観測によってはじめて存在しうると考え、
現実の存在に向けた狂言、橋渡しを重視する。故に、
自身が主体的に行動するよりは、誰かの受け手になることを主とする。
その口調と応対は大分に辛辣であるが、一方で
あらゆる相手が内包する思想を正確に解釈し、
相手が求める意見を的確に発する聡明さを持つ。
・創造者 ズヌ《Zunu》
創造者。「なんでもつくれるもの」なので、「塔」の創造にも接するが……
自分たちが虚構であると知っているうえでの『創造者』の
無意味さを知っているゆえに、相当に自嘲的な言動をとる。
本当の意味での自分たちの価値は、結局自身が所属しているIPの
価値が大前提であると捉えているのも、その思想の加速に繋がっている。
総じて、各々が追求するアイデンティティに対してあまりに等閑的。
・調律者 リコリタ《Lycorita》
調律者。周りの開拓するものを評価する一方で、「開拓」だけでは
存在の定着、確立には至らないと冷静な視線を持ちうる。
そのために、開拓されたものを「調律」することに関心が強い。
尚、調律という行為に対して、義務感で接しているわけではなく、
リコリタ自身がその役割を好んでいるというのも確かな事実である。
・変幻者 トゥレ《T.R.E.》
「おやおや、ここは自分を紹介する場でしょうか。
私の名前はトゥレと申します。
この場所の片隅でバーテンダーをやっております。
それ以上でもそれ以下でもございませぬ。
そもそも、客観的な説明で各々のパーソナリティを
記述する事に、どこまで説得力があるものでしょうか。
パーソナリティの魅力というのは、実際に私たちが動き、
語るそのによって表現するものではないでしょうか。
貴方もそうは思いませんか?」
・越境者 モールド《Mold》
越境者。生と死を司る「設定」から出発した先に、
存在の生と死、ひいてはそこから構築される「生命倫理」の寸詰まりを悟る。
現代の膠着した倫理、堂々巡りする現実と虚構の螺旋の打破を望み始める。
それは「方舟」と比喩されるものに集約される。「方舟」と「塔」の
親和性を感じとっており、ゆえに塔の行く末には強く着目している。
and more a lot of trashes....