あらゆる現実と虚構がひたすらに加速し、怒涛の如く押し寄せ全てを呑み込みゆく。
    現実からも虚構からも置き去りにされた者達は何をみるのか。




- ABOUT -


  TransZendEnomは、wosdergeによる、TransZend最新のフリーゲームです。
  現在目下制作中。


- GAME PLAY -

   web版(chrome以外のブラウザ)(last update : 17/01/08)
   スタンドアロン版(last update : 17/01/08)


- Screen Shot -


 


- WORLD -

   世界?そんなものはない。
   朽ち果てた虚構の亡骸が延々積み重なるのみだ。
   向うの大陸とか邪悪な帝国とか精霊の世界とかあるわけがない。


- STORY -

   物語?世界でもない所に物語が存在するわけもない。
   何も始まらないし何も起こらない。


- SCENE -

   あるいは情景。
    - Blue -
    - Cosmic -
    - Museum -


- CHARACTERed ? -

   世界も物語もない場所に、キャラクターも存在できるはずがない。
   はずがないのだが、未だに徘徊する何物かが存在する。

・スティグマ《Stigma》


 そこらを気ままに彷徨う木刀を持った棒人間。
 誰に対しても気兼ねなく接する故、
 スティグマを嫌う者など存在しない。
 そしてスティグマも全てを受け入れるであろう。
 例えそれが狂気そのものであったとしても……


・エンアイスク《nISq》


 その3つの瞳で虎視眈々と見据える目玉物体。
 多分に皮肉屋であり、その言葉は知的でありながら毒舌。
 しかし、一方その言葉には確かな含蓄で説得力がある。
 常に鋭い視線を持つ、その目玉の中には、
 確固たる信念があるように見受けられる……


・ココ《Coco》


 その存在は、突如として姿を現した。
 自身が何物であるか、何故ここに存在するのか、
 殆どが不明瞭でありながら、ただ、他者を癒すこと、
 行動理念がそこに集約しているように見受けられる。
 そのひたすらに無垢な振舞いは、この場においては
 あまりにフィクショナルで不釣り合いであった。


・ズヌ《Zunu》


 直角的な何か。あるいは周りから凹と呼ばわれるもの。
 ズヌはクリエイターであり、道具を産みうる存在である。
 しかし、ズヌの話は些か奇矯だ。
 気取った口調の中には、いつも何かに対する嘲りがあり、
 そして一方で、相手に対して何かを試すような含みがある。


・リコリタ《Lycorita》


 布と、天秤と、浮かぶ目の模様で構成されている。
 リコリタは自身を「正義」に属する者と称し、
 使命を持つと語る。そのせいか口調はいつも生真面目だ。
 また、当人曰く、自分は「主」に仕えているという。
 「全ては私を、正義を求める者達の為に」その言葉に偽りはない。


・ノルテーム《Norterm》


 大きな巌。あるいはどっしりと構えた岩。
 その大いなる風格と、一方で穏やかな顔つきと喋りは、
 どこか皆に一種の安心感をもたらしてくれる。
 事実、ノルテームの振る舞いには、表裏は存在しない。
 その「表」を真に理解できるかはまた別の話だが……


・アンシャ《Ancie》


 
 
 
 
 


・ホワター《Whater》


 巨大な達磨か石造か。
 その物々しい面構えと、凄味の利いた言動はしばしば周りを怯えさせる。
 そう、ホワターは常に「怒り」と共にある、しかし決してただの乱暴者ではない。
 その怒りは怠惰への怒り、退嬰への憤怒である。
 ホワターは「動」の信奉者であるのだ。


・モールド《Mold》


 正面に人の顔らしきものが刻まれた石版。
 いや……「掘られている側が正面」と表現した方が適当か。
 ともかく、「常にこちらを見る」錯視であるその顔面同様、
 そのモールドの語りは、こちらの真核をつく鋭さがある。
 モールドは悟っているのだ。全ての生命の根源はある1点に収束する。


・オヴァライザ《ovalizer》


 珍妙な顔を正面に浮かべた箱、あるいは立方体。
 多くのけったいな物体が蔓延るこの中でもとりわけ毒舌家。
 曰く、自身の箱の中には人智を超えた領域が潜んでいるという。
 そしてそれを解し、支配する者こそ、紛れもなく、
 全てを計算しつくす己のみであると立方体は自負している。


・シームルグ《Simurgh》


 神話にも伝えられる伝説の神鳥……を模した像。というか人面鳥。
 微動だにせずに隅に佇んでいる為に、気配に気付かないものも少なくない。
 シームルグはひたすらに観察する。ひたすらに傍観する。
 「いずれきたるその時」の為の準備だという。
 この神鳥像は何を知り、そして未来に何を見据えているのだろうか……。


・トゥレ《T.R.E.》


 奇怪な顔か?幾何学物体か?自称は「悪魔」らしい。
 成程確かにその喋り、その奇行、喰えない性格は悪魔的だ。
 だが、その実……トゥレが最も悪魔性を発揮しているのは
 他でもない、自分自身に対してだとも言い伝えられる。
 その真意は?







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